◆第1巻『星に願いを！』

森で蝉がけたたましく鳴いている、夏真っ盛りの紅魔の里。魔法学園・レッドプリズンでその日最後の授業が終わった頃、クラスメイトたちがおしゃべりに興じ、ゆんゆんが一人黙々と本を読んでいると、めぐみん達の教室のドアが開き、入ってきた担任教師のぷっちんがおもむろに言った。
「突然だが今夜から冬になる。しばらくの間、皆厚着して来るように」
―――夏の紅魔の里が冬に様変わり！？猛暑に本気で戦いを挑む里の大人たちをよそに、夏休みを満喫するめぐみんたちは……。

◆第2巻『紅魔族ＶＳアクシズ教団』

アクセルの街でいろいろあった後。めぐみんとゆんゆんは、アルカンレティアを訪れていた。再会したアクシズ教団最高責任者のゼスタと舌戦を繰り広げていると、慌てたセシリーが飛び込んでくる。警察署からアクシズ教団の代表者に出頭命令が出たらしい。
「出頭命令とは穏やかではありませんな。心当たりは三つありますが、その内二つは発覚するにはまだ早い。となれば……」
―――ゼスタを警察署に引き渡し、クエストへ向かうめぐみん、ゆんゆん、セシリー。けれど、討伐対象の精霊の様子がおかしくて……！？

◆第3巻『続・拝啓、紅魔の里の皆様へ』

アクセルの街にたどりつき、無事に（？）冒険者パーティーの一員となっためぐみん。屋敷の居間でソファーに腰掛けながら、めぐみんが悠々と故郷への手紙を書いていると、突然パーティーリーダーが口を開いた。 「ウチのパーティーは色気が足りない」
―――アークプリーストのアクア、クルセイダーのダクネス、そしてアークウィザードのめぐみん。能力は高く見た目も美少女なのに、三人が巻き起こす残念トラブルは絶えなくて……。めぐみん視点で綴る、カズマたちパーティーの日常冒険譚！