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EXHIBITION

KONOSUBA 10th ANNIVERSARY
KONOSUBA 10th ANNIVERSARY

『この素晴らしい世界に祝福を!』展
~Cheerful~ オフィシャルレポート

2016年にTVアニメ第1期が放送された『この素晴らしい世界に祝福を!』(原作:暁なつめ/原作イラスト:三嶋くろね)。その10周年を記念するイベント「『この素晴らしい世界に祝福を!』展 ~Cheerful~」が、2026年10月12日(月・祝)~10月31日(土)まで秋葉原UDX2階「AKIBA_SQUARE」で開催中です。

開催に先駆けて実施されたマスコミ向け内覧会の後には、カズマ役・福島潤さん、アクア役・雨宮天さん登壇の記者会見も実施され、アニメ『このすば』の10年を振り返るトークを繰り広げたほか、「Cheerful」の見どころを存分に語る場面も。本稿ではその模様をレポートします。

充実の展示内容に『このすば』ファンは思わずニヤリ

「エントランス」に入るとカズマ、アクア、めぐみん、ダクネスのおなじみのメンバーたちが来場者をお出迎え。イベントビジュアルにも描かれているキュートなイラストなので、入った瞬間から記念写真を一枚撮りたくなること請け合いです。原作の暁なつめ先生&三嶋くろね先生からのメッセージも掲載されているので、見逃さないようご注意を。

受付ではスペシャルボイスガイドが販売中。こちらは、キャラクターたちと一緒にイベント会場を巡っているかのような体験ができるのが魅力で、開催期間の前期をカズマ・アクア、後期をめぐみん・ダクネスが担当しています。

最初に目の前に現れる「異世界転生エリア」は、カズマが転生する際に訪れたあの空間。物語の導入となった一幕の再現だけに、あの時のカズマとアクアの掛け合いまでしっかりBGMとして流れているので耳を澄ませてみてください。

その後、数々の名台詞を一気に堪能できる「名台詞エリア」を抜けると、冒険者ギルドの酒場を再現した「ギルドエリア」に到着。荒くれ者の等身大スタンドパネルが待ち構えているのですが、その長身ぶりには、実際に見ると驚く方もいるかもしれません。

ギルドの受付にはルナも立っており、カズマたちのようにクエストを受注する雰囲気を楽しむことができます。ほかにも、クエストボードや料理が並んだテーブルは必見。テーブルにはジャイアントトードの唐揚げやキャベツ炒めが並んでいるので、手を触れることは叶いませんがじっくりチェックしておきたいところ。(※シュワシュワの泡の再現も中々のもの)

「ギルドエリア」を抜けると、巨大なジャイアントトードが鎮座する「キャラクターエリア」へ。そんなジャイアントトードの口からは、おそらくアクア……らしき人物の足が飛び出しており、今頃その口内でぬめぬめになっているであろうことを想像させます。

このエリアは、これまでのシリーズ作品に登場したキャラクターたちの紹介コーナーになっており、カズマたちはもちろん、魔王軍の幹部たちや、カズマたちがクエストで関わった可愛らしい討伐対象なども多数。

ベルディアの声がするので足元を見てみると、「来いよ、こっち来いよ……」という声が聴こえてきそうな怪しい瞳が光る頭部が鎮座。足元にあるので、蹴ったりぶつかったりしないよう細心の注意を払いつつ、その実際のサイズ感を楽しんでみてください。

その隣には“石鹸”と“アクシズ教への入信書”らしきものが入った袋があり、ハンスの紹介エリアが。「石鹸洗剤石鹸洗剤」とぶつぶつ呟く声も聴こえますのでぜひ耳を澄まして聴いてみてください。

また、シルビアの紹介コーナーでは、シルビアのグググ胸に『映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説』のカズマのように挟まることができます。ぜひ「あててんのよ!」を楽しんでください。

他にも、途中の壁に貼り付けられた見覚えのある店のチケット……それをめくって中を覗いてみると……? そんなちょっとエッチな雰囲気の仕掛けなど、『このすば』という作品を知っていれば嬉しくなれる展示がたくさん用意されています。

カズマ、アクア、めぐみん、ダクネスのスタンドパネルが鎮座する「ストーリーエリア」では、これまでのアニメシリーズを振り返ることが可能。懺悔室やめぐみんの実家のちゃぶ台など、要所に作品のストーリーに関する小ネタや小物が仕込まれているので、『このすば』ファンなら思わずニヤリとするはず。

展示の終盤には、『このすば』アニメ10周年記念PVを特大スクリーンで上映する「スペシャルシアター」。めぐみんの爆裂魔法を間近で体感できる「爆裂魔法体感エリア」が続きます。

「爆裂魔法体感エリア」の迫力満点の音と風圧は、一度体験してみる価値あり!
爆裂魔法の詠唱は、この展示のためにめぐみん役・高橋李依さんが詠唱の考案に協力し、新規で収録を行ったスペシャルバージョンになっています。

「アニメーション制作エリア」では貴重な制作資料が展示されているため撮影禁止となっていますが、福島さんが実際に使った台本や、テストテイクゆやアドリブテイクなど、キャスト陣の貴重なアフレコ音声を聴けるコーナーなど、見どころが満載です。「イラストギャラリー」、「ファンメッセージエリア」もあわせてじっくり時間を使ってご覧になってみてはいかがでしょうか。

福島潤さん&雨宮天さんが振り返る『このすば』の10年間

カズマ役の福島潤さん、アクア役の雨宮天さんが報道陣の前に現れると、まずは福島さんが、カズマたちのパーティがこれまでの10年間で様々な騒動を巻き起こしてきたことを謝罪。いきなり謝罪会見のような雰囲気を作り出して笑いを誘うと、『このすば』アニメが10周年を迎えたことについて語っていくことに。

福島さんは10年という数字にまだピンときていないと前置きしつつ、その時間が非常に濃密だったことを振り返りました。「楽しかったし、キラキラしていたし、青春していたし―」と、充実した時間だったことをうかがわせる言葉も飛び出しました。

最近では別作品の現場で、「ずっと『このすば』が好きだった」「『このすば』を面白いと思ってこの業界に入ってきた」という嬉しい言葉をかけられることもあった様子。そういった話を聞くようになったことで、この10年の重みを感じるようになったそうです。

雨宮さんは、ひとたび『このすば』のアフレコが始まると、ひたすら全力で駆け抜けるような日々だったと振り返りました。福島さん同様に気づいたら10年経っていたような感覚だそうで、アニメの放送がなかった間も色々な展開を続けながら、「繋いできた10年」だったとまとめてくれました。

続いて、この10年間で福島さん、雨宮さんが印象に残っている『このすば』に関する思い出が話題に。福島さんにとって、カズマは自身のキャリアで初めて演じた主役であり、そこから作品を通して様々な体験をさせてもらったと語ってくれました。ラジオのパーソナリティに初めて挑戦したことや、作品に関わるイベントで日本各地を回ったことも印象に残っている様子。

また、2019年に実施されたバスツアー「この素晴らしい旅に祝福を!~湯河原探索編~」は、尖った企画だっただけにかなりインパクトがあったようで、同じく参加した荒くれ者役の稲田徹さんが、曇り空の下で富士山をバックに記念撮影する際に「消えろ!」と叫んだら雲が消えて空が晴れたという驚きのエピソードを披露する場面も。

雨宮さんからはマクセルアクアパーク品川とコラボしたイベント「このアクアパークに祝福を!」がピックアップされました。アクアが水の女神である……という一点の繋がりから実現したコラボでしたが、「花鳥風月!」の掛け声でイルカたちが飛んでくれた光景が忘れられない様子。

そしておふたりも既に会場を回られたようで、話題は「『このすば展』の見どころへ。福島さんは大展示会に相応しい規模と内容で、「『このすば』が好きな人は、もうテンションがエクスプロージョンする」と絶賛。作品の細かな部分まで改めて目で見て知ることができるだけでなく、コメディならではの笑えるポイントも盛りだくさんなのだと説明してくれました。

雨宮さんは「随所に『このすば』愛を感じる」と一言。キャスト・スタッフともに作品への愛が強いことを明かし、そんな作品に関わる方たちの愛が感じられるような展示になっているので、「(※来場した)みんなも絶対楽しいだろうな」と語っていました。

そんな雨宮さんの言葉を受けて、福島さんは「『このすば』に入ってきたばかりの人も肌で世界観を味わえるし、10年僕らと一緒に駆け抜けてきた人は泣くんじゃないか」とコメント。これには雨宮さんも即座に同意しており、そんなおふたりのトークから本イベントが『このすば』の世界を存分に楽しめるものであることが見えてきました。

中でもおふたりが気に入ったエリアが話題に上ると、雨宮さんは「異世界転生エリア」を挙げました。理由はカズマとアクアの出会いが再現されているところだそうで、エリアに入った時にはお互いに何も言わずとも自然と椅子に座り、カズマとアクアを再現してみたのだとか。

そのほかには、以前パシフィコ横浜で開催された10周年記念イベント「Colorful」終演後の雑談から生まれた“虹”が展示されていた点にも言及。綺麗に壁に虹がかかっており、流れ落ちているようになっているそうです。フォトスポットにもなっているので、アクアのように壁に虹を架けてみてはいかがでしょうか。

福島さんは入口すぐの「エントランス」を挙げました。その後に続いている「異世界転生エリア」からのスモークが、良い雰囲気を醸し出しているように見えたそうです。「スペシャルシアター」や「爆裂魔法体感エリア」は、事前に配布された資料からの想像を遥かに超えるような迫力だったとも。

「アニメーション制作エリア」では福島さんが実際にアフレコで使用した台本や、テストテイクやアドリブのお芝居が聞けるブースがある点に触れられると、福島さんは「ここにしかないもの、ここに来なきゃ感じられないものが詰まっているなと思います」と語ってくれました。

音声をファンのみなさんに聴いていただくにあたって、おふたりが普段の収録でどのようなことにこだわっているのかを掘り下げる場面もありました。福島さんは作品がコメディであることから、「自分が目一杯楽しもう、それが誰かに伝わればいいなということを主軸にしている」と述べました。

そんな自分のお芝居を見て誰かが笑ってくれるように……そして悔しがってくれるようにとも考えていたそう。悔しがってくれるようにというのは、収録を共にする他のキャスト陣に対してのこと。自分のお芝居に引っ張られてみんなで駆けあがっていけるように、いつもカズマとしてそういう姿を見せたいのだと明かしてくれました。

実際に雨宮さんも、現場で繰り出されるアドリブが良すぎるあまり、「悔しくなる」瞬間があった模様。福島さんは10年やっていると相手がどう来るのか想像するけれども、毎回その想像をみんなが超えてくるので、自分もやってやるぞ!とやる気になるそうです。また、そんな互いのお芝居で燃える相乗効果が良い現場だという発言もありました。

雨宮さんは、そんなアドリブについて詳しく語ってくれました。アドリブは物語が進行している裏に入るものが多いので、最終的にほぼ聞こえなくなってしまうことも多いそうですが、それでもキャラクター同士の関係性を考え、キャスト同士事前に相談した上で、出たとこ勝負でお芝居をしていることもあったのだとか。

しっかりと会話が成り立つようにこだわって掛け合いを作っていたそうですが、今回の展示会のように、ファンのみなさんが耳にする機会があるのであれば、ちゃんと裏でのお芝居もやっていた甲斐があったと、過去の自分たちを賞賛。

また、テストテイクは基本的に本編で使われることを想定していないテイクのため、力感の抜けた、自由度の高いお芝居が見られるとも。テストと本番でまた違った味わいがありそうなので、来場したらじっくり聴き比べてみましょう。

福島さんによると、ほかの作品ではテストと本番の2回に分けてアフレコを行うことがほとんどですが、『このすば』ではテストテイクを使う場合も多いため、実質的に本番を2回行っているような現場なのだとか。

テストは、キャスト陣が自由に考えてきたお芝居を120パーセント出し、その上で本番では金崎貴臣総監督がスパイスをかけ、それらすべてをかけあわせた料理にする……というのが、『このすば』の音響における一連のプロセスになっている模様。福島さんは「だからこそ面白いし、信頼を感じる」と思っているのだとか。

そんな互いのエネルギーをぶつけあえる収録現場について振り返ったところで、「爆裂魔法体感エリア」で聴けるめぐみんの詠唱が、このイベントのために、めぐみん役の高橋李依さんが考案に協力したオリジナルの詠唱であることが判明。

他にも様々な魅力を語っていったところで、そろそろ会見の終了時間が近づいてきました。雨宮さんは、展示内容を事前の資料で知ってはいたものの予想を超える楽しさだったと語り、「じっくり会場を回るんだったら、2時間じゃ足りないんじゃないかなと」と一言。

絵コンテなどの制作資料からアニメが出来上がるまでの工程に触れられることや、楽しいだけでなく時には胸が熱くなったり、思わずホロリとくるようなコーナーもあると展示内容の楽しさを伝えてくれました。

そして福島さんは「自慢の展示会になっていると思います」と語り、「本当にこの10年間の思い出が流れるようで、きっと泣けてくるんじゃないかな。涙を流しながら会場を後にするんじゃないかと思います」と、本イベントへの自信をのぞかせました。

10月31日(土)まで秋葉原UDX2階「AKIBA_SQUARE」で開催中の本イベント。アニメ『このすば』シリーズを追いかけ続けてきた方は間違いなく楽しめます。声優陣が新たに収録したボイスガイドも使いつつ、ぜひ大ボリュームの展示を心行くまで楽しんでみてはいかがでしょうか。

また、記者会見中に初お披露目された「着ぐるみアクア」が10月18日(日)、25日(日)、31日(土)にグリーティングを行うほか、10月22日(木)からは、ボイスガイドの担当がカズマ&アクアからめぐみん&ダクネスへ変更となりますので、1度ならず何度でも足を運んでみてください!